一般的に「○○○のホームページ」といわれているもの、これは、ウェブ・サイト( Web Site.)と言います。
通常的にホームページ(HP)やWebページという用語も使われますが、厳密には異なる用語になります。
ウェブ・サイト(以下“Webサイト”と言う)の作成は、決して難しいものではありません。パソコンと一定の方法が解れば、誰でも簡単にホームページ(以下“ページ”と言う)を作ることができます。
Webサイト製作は、大きく分けて「準備」「作成」「公開」の3つに分けられます。また、公開後に「更新」と言う作業もあります。
準備 | 必要なものを用意し、出来れば公開スペース(あなたのWebサイト)を確保します。 |
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製作 | サイトの趣旨を決めて、その方向にそって実際にページを作成します。確認作業も行います。 |
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公開 | FTPソフト(ファイル転送ソフト)を使ってファイルを転送し、Web上での作動確認を行います。 |
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更新 | ページの訂正や追加を行います。作業としては、製作・公開の繰り返しです。 |
表にしましたが、補足をします。
Webサイトを作る!動機があるはずです。「様々な役立つ情報を提供したい」「自分の趣味・興味を公開して友達を作りたい」いろいろな動機を考えていることと思います。それを、どういう風に生かすかは、あなたなの感性です。
Webサイトは、不特定多数の人が閲覧可能です。つまり、家族や友達などといった親しい人達だけではなく、自分以外の顔も知らない、話したこともない不特定多数の人々に情報を公開するものですから友好的な人や批判的な人も訪れます。
下の画像は、横幅が600に設定しています。
(画像・動画・表・テーブルの大きさは、これぐらいが限界)
下の画像は、横幅が615に設定しています。
下の画像は、横幅が715に設定しています。
これらの画像を保存して定規代わりに使用してください。
1024×768を想定してページを作ると、800×600ではページが画面に入りきれずに左右の移動スクロールバーが出てしまうことになり、アクセス者にとってストレスとなる可能性があり、リターンアクセスが少なくなります。
横幅の設定で良い例はMicrosoft® や Netscape.が見本になります。
ディスプレイの色合い
また、画面の色調も考えなければいけません。
256色やHigh Color.(16ビット)/True Color.(24ビット)それ以上の画面も存在しますし、CRTモニターと液晶モニターという違いもあります。Webには、セフティーカラーというものが存在し、その中で色を選ぶことが大切です。
レイアウトで三つの要素
まず、ホームページには完成はありません。常に発展しています。旧い物は新しくし、リンク先をチェック、ページの分割や統合等色々あります。
Webサイトは、情報発信・情報交換の基地です。そのような機能を支えより活発にするためには,「内容」「情報量」「技術」「デザイン」という四つの要素が重要になります。
四つの要素は、相互的に関連し合っています。内容がバラバラでは、Webサイト作成のためにどのような情報を使用し集めればよいのかが判然としないでしょうし、内容や情報やセンスがあっても技術がなければデザインを実現することはできません。
これら四つの要素の充実を図りながらWebサイトを作成する事が重要です。
必ず用意するもの | 入手方法 | |
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★ | パソコン (OSインストール済み) |
家電店・パソコンショップ・オークション等 |
★ | IEやNNブラウザ | ほとんどのOSに標準装備 “Internet Explorer” “NetscapeNavigator ” |
★ | テキストエディタ(HTML 用) | “メモ帳” “Simple Text”や下記のダウンロードソフト |
★ | FTPソフト | 下記のダウンロードソフト |
★ | 解凍ソフト・展開用ソフト | 下記のダウンロードソフト |
必要に応じて用意するもの | 入手方法 | |
★ | 画像素材データ | 画像提供サイト(ページ) 本・雑誌等の画像素材集 |
★ | 画像加工エディター | “ペイント”等の標準装備 ダウンロードソフト |
★ | CGI JavaScript ダイナミックHTML等 |
Webサイトのダウンロードファイルやコピー&ペースト 本・雑誌等 |
★ | スキャナ | 家電店・パソコンショップ・オークション等 |
★ | デジタルカメラ | 家電店・パソコンショップ・オークション等 |
★ | サイト製作に必要に迫られての各種ソフト | 家電店・パソコンショップ・ダウンロードソフト |
【パーソナル・コンピュータ】
Webサイト構築を構築(製作・公開)するために、まずパソコンが必要です(もちろん、OSインストール済み)。自分でパソコンを所有せずに、会社・学校・インターネットカフェなどで利用している方もいるでしょう。作業する場所は別としてもデータを入力し、安全・確実に保管する装置としては自前のパソコンが必要になります。
【テキストエディタ】
通常Webサイトは、HTML(HyperText Markup Language)という言語と言うもので書きます。
インターネット上で情報を公開・閲覧するには、コンピュータに指定・指示を出すために、このHTMLという言語が必要です。HTMLは,「<」「>」といった記号を用いるタグという書式にしたがって書かれる必要があります。このため、HTMLは「マークアップ言語」「タグ付け言語」と呼ばれます。タグという書式にしたがってHTMLを記述すると、皆さんが今ご覧になっているページとして表示されます。
HTMLをタグ付け言語にしたがって記述しページを作成するには、テキストエディタと言うものが必要となります。Windows.には、“メモ帳”“ワード”、Macintosh.(Mac)の方は“Simple Text”というテキストエディターがすでに標準装備されています。
“メモ帳”“ワード”“Simple Text”が使いにくいという方は、ダウンロードサイトから、HTMLエディターをフリーウェア(無料)やシェアウェア(有料)からダウンロードしましょう。
【FTPソフト】
FTPとは、"File Transfer Protocol"の略で、自分のパソコンにある、Webサイトに関したデータをサーバに転送するためのアップロ−ドやダウンロードするための通信転送手段です。通常、FTPソフトを使って、Webサイトに関するデータ“ページ”“画像”“曲”“動画”“CGI”“JavaScript”“スタイルシート”等その他のデータファイル等を転送します。
FTPソフトは、Webサイトを公開・更新するために、契約しているプロバイダのサーバやレンタルスペースのサーバにデータを転送するのに必要なソフトです。ダウンロードサイトからソフトをダウンロードする方法で入手できます。 OSにもFTP機能がついていますが、使い勝手が悪いかもしれません。フリーで十分な機能をもっているソフトがありますので、下記の非常に定評のあるソフトを使うとよいでしょう。
これらの画像ファイルを作るソフトは「窓の杜」や「Vector」からダウンロードすることが可能です。
【解凍ソフト・展開用ソフト】
ダウンロードしたファイル(ソフト)をパソコンに解凍・展開するもので、拡張子が
LZH や ZIP である場合には、アーカイバー(圧縮・展開ソフト)をインストールする必要があります。
これらの画像ファイルを作るソフトは「窓の杜」や「Vector」からダウンロードすることが可能です。
【画像素材データ】
個人的に画像を作成するには画像エディタ(ペイントソフト)が必要ですが、絵を書いたり、デジカメを読み込んだり、スキャナで色々なモノを読み込んだりするのは、手間がかかります。また、自分の思った通りの画像が作れるとは限りません。そこで、ページの素材を無料配布しているものを利用します。
パソコン関連の本や雑誌についている画像素材集などを利用します。通常、本や雑誌には付属のCD-ROMに保存されている画像素材の中で自分の気に入ったものを選び、自分のパソコンに保存する方法で利用します。
素材配布サイトがHP素材として画像を無料で提供していますので、そちらを利用してもよいでしょう。しかし、使用説明や注意書きは、サイトごとに説明しているので必ず読みましょう。(素材の直リンクは、やめましょう!!)
下記のサイトは、画像データを無料で配布しているサイトで内容が充実しているサイトです。
【画像の加工・処理用エディタ】
画像加工処理用エディタは、ページに貼り付ける画像を加工・作成するためのソフトです。テキストエディターと同様にWindows添付で、“ペイント”という画像エディタがついていますが複雑な画像を作成するのには熟練しなければいけませんし、Windows
添付のペイントを使って絵描く時にBMP形式でデータ処理しています、それをページに載せたいとなると、ファイル形式をBMPファイルからGIFファイルやJPEGファイルへ変換する必要が出て画質が悪くなる可能性が出て来ます。
BMP⇒GIFやGIF⇒JPEG変換ソフトは「魔界工房」で入手できます。
画像ファイルを自分のページにただ貼り付けるだけではなく、工夫をしてより効果的に利用するには、 画像処理ソフトが必要になります。 簡単・確実に画像加工「透過GIF」「インターレースGIF」「プログレッシブJPEG」をするなら、市販のものを買うか、ダウンロードサイトからフリーウェアやシェアウェアで自分に合うものを探しダウンロードするとよいでしょう。
一般的な画像データ形式としては、「GIF(.gif)」「JPEG(.jpg)」「PNG(.png)」があります。PNGが高画質で、その次にJPEG、次にGIFのように画質は低くなります。PNGは画質の高い分、データ容量も大きくなります。
低い ⇔ 高い 画質(解像度): GIF < JPEG < PNG 小さい ⇔ 大きい データ容量 : GIF < JPEG < PNG
GIF(.gif)を使う場合の注意点があります。詳しくは、「PNG普及プロジェクト JAPAN」のサイトにアクセスしましょう。
インターネット上で使われる画像は,ほとんどが「GIF」「JPEG」「PNG」です。最近はGIFの代わりにPNGが使われます。小さな画像(ペイントタッチ)や透過画像などについては「PNG」で、大きく複雑なペイント画や写真などについては画質の高い「JPEG」で編集・保存するのが一般的です。
下記のソフトが、使いやすい画像エディターです。
これらの画像ファイルを作るソフトは「窓の杜」や「Vector」からダウンロードすることが可能です。
【スキャナ】
写真/絵/文書などの被写体的なものを、デジタル化してデータ入力する機能をもつ装置を「画像入力装置」といいます、スキャナはその代表的なものです。「Webサイト上で自分の写真や絵を公開したい」という方は、スキャナを使って写真をデジタルデータとしてスキャンするとよいでしょう。
最近は、低価格で高機能なスキャナがありますので、思いきって新品を購入しましょう。 画質は、300dpi以上からあります。インターネット上で公開することを考えると、1200dpiの画像データで十分ですが、プリントアウト画質を考えるのなら2400dpiが良いでしょう。しかし、Webサイトを作成する目的のみでスキャナを購入するのであれば,1200dpiのもので十分だと思います。
【デジタルカメラ】
普通のカメラは、フィルムとして記録しますが、デジタルカメラはデジタルデータとして記録します。「現像」をする必要がなく、パソコン上ですぐに画像データを編集することが可能になります。
スキャナのように、写真をスキャンして、画像データをデジタルデータに変換する手間がなく、撮った写真がそのままデジタルデータとして記録されますので、頻繁に写真を更新する方など便利です。
デジカメは一般的に、スキャナよりも高価です。もちろん画素(ピクセル)のレベルによって高価になります。インターネット上で公開することを考えると、有効画素数200〜250万画素程度で十分だと思います。
Webサイトの作成・公開に必要な公開スペース(自分のURL=http://〜〜〜)を確保しておきましょう。公開用スペースの確保は、最後の方がよいのですが、今の段階で自分の“Webサイトの場所”をハッキリとさせておいた方が、励みになるでしょう。
ホームページを公開するには、WebサーバーやHTTPサーバー(単に サーバーと呼ばれる)コンピュータのハードディスクに、作成したサイト(HTMLファイルや画像ファイル)をアップロード(コピー)する必要があります。サーバーの利用形態としては次のようなものがあります。
大体の加入プロバイダが、ユーザーに“ホームページ・スペース”を提供しています。このシステムを利用するのが最も一般的で、プロバイダと契約した時に、E-mailアドレスとともにホームページスペースの案内があったと思います。
ホームページ・スペースが無料で利用できるかどうかは、プロバイダによって異なります。容量(5MBとか20MBとかそれ以上)もプロバイダで変りますしWebサイトに役立つ支援ツールとして「カウンタ」「掲示板」等の充実度やサポートなども大きく異なります。一度、自分の契約しているプロバイダのサイトにアクセスして調べてみるとよいでしょう。
この際、さまざまなプロバイダーを“比べたい”とか“乗り換えよう”と考えた方は、良い情報が見聞きできる「全国プロバイダ・ジャンプテーブル」や「プロバイダエクスプローラ 」にアクセスしてみても良いでしょう。
無料でホームページ・スペースを提供しているサイトもたくさんあります。自分が契約しているプロバイダのサイト作成ツールやサポートに不満のある方や、気軽にサイトを公開したい方は、利用するとよいでしょう。ただし、ほとんどの無料スペース提供サイトは、各ページに広告バナーの設置又は自動挿入を義務づけることによる「広告収入」により成り立っているために無料でサービスを提供しています。
あと、CGIの設置が制限や許可していなかったり、他の場所で借りた無料ホームページ・スペースとのリンクサイトを許可しない場合もあります。
CGI とは、"CommonGateway Interface"の略で、Webサイトの場合、主に「掲示板・ゲストブック」「チャット」や「カウンタ」「日記」「アクセス解析」などのコンテンツに使用されているプログラムです。
ホームページを公開する、常時ネットワークに接続されたマシンであれば、Webサーバー用のソフトウェアを動かすことで、マシンをサーバとして利用することができます。WinNTではIIS (Internet Information Server)というサーバ用ソフト、MacではMacPerlというフリーソフト、がOSに添付されています。UNIXではApacheというフリーソフトがあります。
アクセスが多いと回線やマシンがパンクしまする可能性もありますのでやはり個人所有するのであれば別の品質の高いサーバ(マシン)を用意することが良いでしょう。
マシンが「常時ネットワークに接続された状態だ!」ということは、自分のサーバー(マシン)がハッカーやウイルス等に狙われている事を考えなければいけません。(いくら防衛してもいつかはハッキングされる!)
Webサイトを作成するには、構想を練る必要があります。ある程度、構想をまとめておかないと、サイト作成が進みません。何も考えずにサイト作りを始めるのは、サイト作成に挫折する一歩です。