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IMG要素に必須の2属性と表示を早める2属性

IMG要素には、必須のSRC属性のほかにも記述すべき属性が「ALT」属性です。他に快適なアクセスのために表示領域を確保し慣例的に記述する「WIDTH」、「HEIGHT」属性です。


 必須のALT属性(代替テキスト)

ALT属性は、「画像の代替情報」つまり、なんらかの理由で画像を見ることができない環境のために、その代わりとなる文字情報を記述します。具体的には、視覚に障害があるためにテキストリーダー等を利用している人や画像の表示拒否で画像表示を off に設定している人などが考えられます。

とくに代替属性が不要の場合でも、ALTを省略するのではなく、「ALT="画像"」や「ALT="イメージ"」ALT属性を記述し、代替情報がないことを明記しましょう。罫線の画像であれば、「ALT="罫線"」「ALT="ライン"」のようにしましょう。ALTの使い方は次のページで説明します。


・ WIDTH、HEIGHT属性

通常、WIDTH属性には貼り込む画像の左右のサイズ(ピクセル数)、HEIGHT属性には上下のサイズ(ピクセル数)を指定します。ページの表示高速化のため、すべての<IMG>要素にWIDTH、HEIGHT属性を忘れずに指定しましょう。

画像が無いとかファイル名の間違いでは、リスト Internet Explorer や リストNetscape Navigatorでの閲覧に限っていえば、画像表示が遅れても画像の入るべき場所を確保してくれます。
ソース:
<img src="abc.gif" width="100" height="100" alt="無表示例">
表示例:
無表示例←(ワザとファイル名の間違いにしています。「ALT="無表示例"」)

画像の大きさを見るには、Win だと、
画像の上にマウスポインターを乗せる⇒ 右クリック⇒ プロパティ(R)をクリックすると下のような説明が開きます。
プロパティ(R)の画像
サイズ:は、簡単に言えば画像の重さ。
大きさ:が今回のWIDTH、HEIGHT属性にあたります。
上記の例だと、縦×横ですので、HEIGHT="68" WIDTH="36" になります。

・ピクセル「px」
画像の大きさをピクセル数(ドット数)で画像を表示します。

Webブラウザによっては、貼り込む画像を読み込み終るまで画像から下の内容(他の文字や画像)を表示しないことがあります。そのため、ページが読み込み終わるまで待たされることもあります。
HTMLの中でサイズを指定しておくことで画像の読み込み前にページ全体が表示されるようになり、画像の読み込みを待たずにページの内容を知ることができます。


・ 属性の記述例

<IMG src=" wine_ks.gif" width="80" height="80" alt="ソムリエくまさん">と、記述します。

表示結果はこのようになります。
ソムリエくまさんマウス・ポインタを画像の上に合わして見てください。「ソムリエくまさん」と表示されます。
この画像はふぁんし〜・ぱ〜つ・しょっぷさんより、戴いた画像です。


WIDTH、HEIGHT属性は、もとの画像のサイズを指定するだけでなく、特定のサイズに画像を拡大・縮小表示させることもできます。同じ画像ファイルを、250のサイズに指定して貼り込んでみましょう。

<IMG src="wine_ks.gif" width="250" height="250" alt="ソムリエくまさん">

表示結果:
ソムリエくまさん
ご覧のとおり、Webブラウザ上で画像を拡大・縮小すると、あまりキレイな画質にはなりません。画像加工ソフトを使い、使いたいサイズに加工しページ上ではオリジナルのサイズを指定して貼り込むのがベストです。


・ WIDTH=% で指定

縦横のサイズをパーセンテージで指定する方法もあります。
ソース:<IMG src="wine_ks.gif" width="100%" alt="ソムリエくまさん">
この表示結果は、やめます。(巨大なソムリエくまさんに、なりますので・・・)

縦横のサイズをパーセンテージで指定した場合、基準はもとの画像のサイズではなく、親要素のサイズが元となることに注意してください。Webブラウザの縦サイズを伸ばしたり縮めたりすると画像のサイズも、自動的に直されて表示されます。

WIDTH=% で罫線

パーセンテージで指定の応用例です。下の画像(njji-image01.gif)は、縦7×横1ピクセルの、きわめて小さい画像です。
虹のサンプル ←ココにあります。
少〜し、わかり辛いので、ちょっと拡大表示してみました。

虹の罫線・ピクセル指定 ←拡大

この画像を、次のような属性を指定して貼り込みます。縦は7ピクセルのままで、横は100%。つまり、親要素の幅いっぱいに拡大します。表示サンプルでは<P>という要素の幅いっぱいに拡大します。(スタイルシートの作用で少し左右に余白ができます。)

ソース:
<IMG SRC="Rainbow.gif" WIDTH="100%" HEIGHT="7" ALT="罫線" title="レインボーライン%指定">

表示サンプル:
罫線
どうでしょう? HR要素のような仕切りで虹の罫線に見えましたか?


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