TOP > Place

表示の領域(ボックス)

 目に見えないのであまり意識することもないのですが、Webページの要素「領域(ボックス)」四角形のエリアを持ち、「margin=マージン」「border=ボーダー」「padding=パディング」と中心のコンテンツで成り立っています。(下図参照)
CSSでは、「margin=マージン」「border=ボーダー」「padding=パディング」をコントロールします。

◆ CSS:ボックス属性

● WIDTH/HEIGHT属性

 スタイルシートでは、横幅(WIDTH)や高さ(HEIGHT)プロパティの設定値を数値「px」、パーセント「%」、綴り「auto」、等で行います。 表示領域の値に「margin」「border」「padding」の値を合わせたものになります。
また、IMG、TABLEは属性値によって横幅(WIDTH)や高さ(HEIGHT)を指定できます。

▼ プロパティ設定要素
・特定オブジェクトに置換される要素
APPLET、BUTTON、IFRAME、IMG、INPUT、TEXTAREA、SELECT、OBJECT
・表内要素
TD、TH
・表内要素WIDTHのみ
COL、COLGROUP
・表内要素HEIGHTのみ
TBODY、TFOOT、THEAD、TR
● テキストの表示設定 ▼ はみ出し内容の表示設定

 「overflow:表示値」で領域の内容が指定枠に収まらない場合の方法を指定出来ます。

▼ テキストの回り込み、float=囲み

 「float:位置値」で、ほとんどの要素に領域を左右に配置させる指定が出来ます。IMG、TABLE のalign属性と同様でテキスト(文章)を開いた空間に回り込ませる属性名。必ず最後に回り込み解除。

位置値
float:NONE
初期値で回り込みしない。
float:LEFT
要素左に配置しテキストを右にする。
float:RIGHT
要素左に配置しテキストを右にする。

・テキストと回り込みの間隔は「mirgin」を使用します。
・positionの値が「absolute」「fixed」に設定されている場合、無効です。
・回り込みの解除は「clear」を使います。

▼ 回り込み解除、clear=解除

 「clear:値」でスタイルシートの回り込み「float:位置値」を解除します。
・「none」は、初期値で解除はしません。
・「left」は、左回り込みを解除
・「right」は、右回り込みを解除
・「all」は、全ての回り込みを解除(面倒な時はこれで良いでしょう)


● BORDERでの枠線

 BORDER属性名には、属性値「太さ・線の種類・色」と四辺個別に属性値の指定が出来ます。

・border-style 「 外縁スタイル」
値:none | dotted | dashed | solid | double | groove | inset | outset
・border-color 「 外縁カラー」
属性は外縁の色を設定します。値:カラーコード
・border-width 「 外縁幅 」
値:thin | medium | thick
▼ 太さの値:border ▼ 色値 ▼ 線の種類値
・border-style 「外縁スタイル 」
値:none | dotted | dashed | solid | double | groove | ridge | inset | outset | hidden

◆ CSS:BORDER属性

 四辺(外縁)のスタイル(太さ・色・線の種類)を設定します。

● BORDER属性の組み合わせ
 []=半角英数のスペース
BORDERの基本指定
セレクタ
(要素名)
[]border -(ハイフン)から
部分の指定をし:(ダブルコロン)
各値  
-(ハイフン)から
部分の指定をし -(ハイフン)
属性選択(width、style、color)
:(ダブルコロン)
枠線(外縁)に太さ「width」を指定
セレクタ
(要素名)
[]border 指定なし -width:
(px、pt、綴り)
-top
-bottom
-left
-right
 []=半角英数のスペース
枠線(外縁)に太さ「width」の四辺個別にし、まとめて値指定
セレクタ(要素名)[]border-width: 個別指定なし サイズ値
上下と左右の場合 サイズ値[]サイズ値
上と左右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値
上と左と右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値[]サイズ値

 インラインでは、例:<P style="border-width:値指定">になります。


 []=半角英数のスペース
枠線(外縁)に線の種類「style」を指定
セレクタ(要素名) []border 指定なし -style:形状値(綴り)
-top
-bottom
-left
-right
 []=半角英数のスペース
枠線(外縁)に線の種類「style」の四辺個別にし、まとめて値指定
セレクタ(要素名)[]border-style: 個別指定なし 形状値
上下と左右の場合 形状値[]形状値
上と左右と下の場合 形状値[]形状値[]形状値
上と左と右と下の場合 形状値[]形状値[]形状値[]形状値

 インラインでは、例:<H1 style="border-style:値指定">になります。


 []=半角英数のスペース
枠線(外縁)に色「color」を指定
セレクタ(要素名) []border 指定なし -color:色値(RGB、カラーネーム)
-top
-bottom
-left
-right
 []=半角英数のスペース
枠線(外縁)に線の色「color」の四辺個別にし、まとめて値指定
セレクタ(要素名)[]border-color: 個別指定なし 色値
上下と左右の場合 色値[]色値
上と左右と下の場合 色値[]色値[]色値
上と左と右と下の場合 色値[]色値[]色値[]色値

◆ CSS:MARGIN属性

 表示領域の周囲にある外側の余白(マージン)を設定します。

外側の余白のサイズ値は
・数値単位
px、em
・パーセント
親要素との割合で指定
・auto
領域サイズ(WIDTH/HEIGHTのプロパティ)や親要素サイズから自動設定
● MARGIN属性の組み合わせ
 []=半角英数のスペース
MARGINの基本指定
セレクタ
(要素名)
[]margin -(ハイフン)から
部分の指定をし:(ダブルコロン)
各値
外側の余白(マージン)を個別に指定
セレクタ
(要素名)
[]margin 指定なし :サイズ値
-top
-bottom
-left
-right
 []=半角英数のスペース
外側の余白「margin」の四辺個別にし、まとめて値指定
セレクタ(要素名)[]margin: 個別指定なし サイズ値
上下と左右の場合 サイズ値[]サイズ値
上と左右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値
上と左と右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値[]サイズ値

◆ CSS:PADDING属性

 表示領域の周囲にある内側の余白(パディング)を設定します。

内側の余白のサイズ値は
・数値単位
px、pt
・パーセント
親要素との割合で指定
● PADDING属性の組み合わせ
 []=半角英数のスペース
PADDINGの基本指定
セレクタ
(要素名)
[]padding -(ハイフン)から
部分の指定をし:(ダブルコロン)
各値
内側の余白(パディング)を個別に指定
セレクタ
(要素名)
[]padding 指定なし :サイズ値
-top
-bottom
-left
-right
 []=半角英数のスペース
内側の余白「padding」の四辺個別にし、まとめて値指定
セレクタ(要素名)[]padding: 個別指定なし サイズ値
上下と左右の場合 サイズ値[]サイズ値
上と左右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値
上と左と右と下の場合 サイズ値[]サイズ値[]サイズ値[]サイズ値

◆ CSS:領域表示その他

● POSITION:領域の配置方法を指定

 POSITIONは、指定した要素の表示位置を方向設定します。

  解説
position: static 初期値
relative ページ指定配置の位置(原点)から相対座標で表示位置を配置指定。
(座標は、top、bottom、left、right のプロパティで指定)
absolute 領域位置を絶対座標で表示位置を配置指定。
(ブラウザの画面、左端を基点にし、top、bottom、left、right のプロパティで指定)
fixed 領域位置を絶対座標で表示位置を配置指定。
画面をスクロールしても常に同じ位置に表示
● POSITION:上下左右の位置を指定

top、bottom、left、right のプロパティを使い表示領域を指定配置する。

距離の値

clip:範囲指定
スタイルシートのCLIPを使いトリミングします。「clip:auto」は初期値で「clip:rect」で指定します。
clip:rect(数px[]数px[]数px[]数px)の()内は(上[]右[]下[]左)という順番に数値指定します。([]は、半角スペース)

・ その他

visibility:hidden:非表示その一
IMG{visibility:hidden}で画像は表示しません。

display:none:非表示その二
IMG{display:none}で画像は表示しません。


● マウスポインタの形状を変更

 マウスポインタの形(カーソル)を「cursor:形状名」で、変えることができます。
BODY{cursor:形状名} は、ページ全体に対して変ります。
<要素名[]style="cursor:形状名">〜〜〜</要素名>は、マウスポインタが要素名に乗った時に変ります。
([]は、半角スペース)
例えば:<a href="URL" style="cursor:help">〜〜〜</要素名>とします。
表示例:〜〜〜 どうですか?普通リンクには手の形Gが出るはずが、ヘルプ(?)になってます。

形状名 説明 表示例(マウスをポイントしてください)





┣其々変化



auto 初期値で何も変りません ???
crosshair クロス(十字) ???
default 普通の選択マウスポインタの矢印 ???
pointer リンクポインタ ???
move 矢印クロス(移動可ポインタ) ???
text テキストポインタ ???
wait 時計・砂時計ポインタ ???
help ヘルプポインタ ???
n-resize 上に動かせるポインタ ??? ┳IEでは、同じ
s-resize 下に動かせるポインタ ???
w-resize 左に動かせるポインタ ??? ┳IEでは、同じ
e-resize 右に動かせるポインタ ???
nw-resize 左上に動かせるポインタ ??? ┳IEでは、同じ
se-resize 右下に動かせるポインタ ???
ne-resize 右上に動かせるポインタ ??? ┳IEでは、同じ
sw-resize 左下に動かせるポインタ ???
not-allowed 禁止マーク ??? IE 6.0 以降に対応
no-drop pointerに禁止マーク ??? IE 6.0 以降に対応
progress 矢印に砂時計 ??? IE 6.0 以降に対応
all-scroll 全方向スクロール ??? IE 6.0 以降に対応
vertical-text 縦書きテキスト ??? IE 6.0 以降に対応
col-resize 横方向リサイズ ??? IE 6.0 以降に対応
row-resize 縦方向リサイズ ??? IE 6.0 以降に対応
IE 6.0 以降に対応ですが、他にも自作カーソルを創りページに表示させることが可能です。
「 style="cursor:url(自作ファイル名)"の形式ですが、拡張子は「.ani」か「.cur」にすることが条件です。

 【←BACK
Copyright (c) Producer by System KS. 2001 All rights reserved.